こんにちは。「崖っぷち社長」こと殿木達郎です。
今日は世にも恐ろしい労働基準監督署から指導が入ってしまった話です。
社員がやりがいをもって仕事をしてもらうために、仕事時間とお金の関係は切っては切れないもの。しっかり確認したつもりでも、時にはお互いの認識が食い違って行政の手を煩わせてしまうこともあります。。。
そんなエピソードを書籍から抜粋しました。
労基署からの指導
音楽配信事業やWEBマガジンなどの分野に加えて海外進出までを果たした会社
は、起業して十年目あたりは売り上げも伸び、新宿の一等地のビルにでんとオフィスを構え、外から見ると結構イケてる会社に成長していたのではないかと思います。
しかし一皮むくと、中身は相当グダグダの状態でした。このグダグダの原因を放置していたのは他でもない僕自身。そのために、梯子を外されて奈落の底に突き落とされることになるのです。
梯子を外すのは人です。しかも一緒に会社を盛り立てていくはずの、信頼していた仲間が、次々に僕の前から去って行ったことが痛手でした。
人が辞めていく原因の根幹には、社長である僕のふがいなさに尽きるものがあったのですが、何が原因で、どう人間関係がこじれていったのかをあえてここで総括することで、同じ失敗を繰り返さない教訓としたいと思います。
さて、梯子を外した一人目のお話です。彼女はC子さんという、主にWEB制作などを担当している女性社員でした。キャリアも長く、任せた仕事はきちんとできるので、最初はとても頼りにしていた仕事仲間でした。
ところが、あるときからC子さんは仕事への意欲を失ったかのように態度を変え、ついに会社を辞めることになりました。なぜなら、僕がC子さんに期待していたことと、C子さんが社長である僕に期待していたことに大きな温度差が生じたからです。
その際、C子さんは「未払いの残業代がある」と言って、五百万円を請求してきたのです。C子さんは労基署(労働基準監督署)にも相談していて、労基署から会社に指導が入りました。労基署は雇われている人たちの味方で、経営者の僕をはなから敵だと見ていましたから、正直、僕はビビッてしまいました。
C子さんと僕とは同い年で、僕にとっては本当に同志のような存在でしたので、和解できず、労基署を巻き込んでの揉め事になってしまったことは、ショックな出来事でした。
なぜ、C子さんは多額の残業代を支払えと請求したのか?
どうすれば、残業代で揉めない仕事の環境を整えることができるか?
この続きは、 『崖っぷち社長が教える! ピンチを乗り切る「なぜ?」「どうする?」の使い方』 の125~131ページをご覧ください。
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